犬のワクチン
1.混合ワクチン
- 当院では、6種と10種およびレプトスピラワクチンを用意しております。
- 散歩コース、旅行やドッグランなど連れていきたい等ライフスタイルによって、かかりやすい病気が違います。 それぞれのライフスタイルに合ったワクチンをご提案いたします。
☆初めてのワクチン☆
- 初年度は、2~3回接種をオススメしています。
- 初回開始年齢や予防したい病気の種類によって接種回数が変動します。
- 初回ワクチンが40~50日齢の場合3回接種、60日齢以降の場合2回接種が目安です。
2.狂犬病ワクチン
- 年1回の法律で義務付けられている予防注射で、各市町村の集合注射でも行っている注射です。
- 狂犬病ウイルスは、すべての哺乳類に感染し、発症するとほぼ100%死に至る恐ろしい感染症です。
- 国内での発生は1956年以来確認されていませんが、渡航先で感染して帰国後に国内で発病して死亡に至った例があり、現在も世界中で多くの人が亡くなっている感染症です。
- 当院では、狂犬病注射料(2700円)のみ必要です。
- みやき町ホームページへ:狂犬病接種について
猫のワクチン
- 当院では、3種と5種および猫免疫不全ウイルス感染症(ネコエイズ)ワクチンを用意しております。
- それぞれのライフスタイルに合ったワクチンをご提案いたします。
- お外に出ない子も、ベランダや庭の土に残った感染猫の唾液、網戸越しの接触、飼い主さまの手や衣服を介して感染などのリスクがあります。
☆初めてのワクチン☆
- 初年度は、生後2ヶ月齢以降に2回接種します。
- 猫白血病ウイルス感染と猫免疫不全ウイルス感染症の予防をご希望の場合、既に感染している場合には接種しても無効ですので、接種前にはウイルス検査が必要です。
フィラリア予防(犬・猫)
- 既に感染している犬の血を吸った蚊に刺されることで感染します。
- 心臓や肺動脈に寄生する細長い寄生虫で、血管の中に寄生するため、虫を駆除すると肺の動脈に詰まって動物の命に危険が及びます。一度感染すると安全に治療することが非常に難しい病気です。
- 月に1度のお薬で予防出来ます。おやつタイプ、錠剤、背中に垂らすお薬をご用意しております。1年間効果が続く注射(犬のみ)も期間限定ですが行っております。
- 以前はネコちゃんがフィラリア症になることはないと思われていましたが、猫の突然死の多くがフィラリア症によるものだとわかってきています。(ネコちゃんには背中に垂らす滴下タイプを準備しております)
- 予防期間は5月上旬~12月上旬(または4月末~11月末)です。(蚊がいなくなって1か月後まで必要です)
- 当院では安心して予防して頂くため、毎年初回予防の前には去年の予防がきちんとできているかの検査を行っております。
ノミ・マダニ予防・駆除
- ノミ・マダニは犬猫の血液を吸い様々な病気をもたらします。また、人に感染する病気もあります。
- ノミはノミアレルギー性皮膚炎、瓜実条虫(サナダムシ)寄生の原因となります。
- マダニは人にも感染するSFTSウイルス(重症熱性血小板減少症候群)や日本紅斑熱、Q熱、ライム病の病原体を持っていることもあります。
- 予防・駆除には、おやつタイプの薬や背中に垂らす薬をご用意しております。
- 4月~11月は特にノミ・マダニの動きが活発になりますし、12月~3月も動きは鈍くなりますが感染の危険性はありますので、年間通しての予防・駆除が必要です。
マイクロチップ挿入
- マイクロチップとは、個体識別を行うためのとても小さな電子機器(ICタグの一種)です。
- 皮下注射の要領で挿入します。長期間体内にあっても悪影響を与えにくい物質で作られており安全性が高いものです。
- 飼い主さまのお名前と連絡先、ワンちゃんやネコちゃんのお名前と生年月日などの情報が登録できます。
- 災害や脱走による迷子の時にも飼い主さんのもとに戻ってくる確率が高くなるほか、海外に連れて行く際には多くの国でマイクロチップ挿入が必須となっています。
- ご希望の方はお問い合わせください。料金は\4,000(税別)です。
以下報道記事です。(2019年6月12日)
参議院本会議で6月12日、犬や猫にマイクロチップを埋め込むことを義務付ける改正動物愛護法が全会一致で可決・成立した。
マイクロチップには、飼い主の情報などが記録されていて、捨て犬や捨て猫を防ぐほか、災害などでペットが迷子になった際に役立つという。
マイクロチップはブリーダーから飼い主に販売されるまでの間に埋め込むことが義務付けられ、改正法の公布から3年以内に施行される。