デンタルケアについて
歯磨きについて
- 犬の乳歯は生後3週齢頃から生え始め、2カ月齢頃までに生え揃います。この頃から歯みがきを始めると効果的です。
- 家庭での歯磨きに勝るデンタルケアはありません。しかし、急に始めたり無理に行ったりすれば嫌がってしまい、最初に嫌な思いをすると歯磨きを続けるのが困難になってしまいます。 “おやつ”を用いながら、まずは指で触る→ガーゼでこする→歯ブラシでブラッシングのように、焦らず段階を追って練習し、根気よく行うことが重要です。
- 随時、歯みがきについての相談も行っています。
幼犬猫歯科検診のススメ
- 仔犬猫の歯は4~7か月齢で永久歯に生えかわります。
- 乳歯遺残による不正咬合を防ぐために生後6か月半での歯科検診をお受け下さい。
歯石除去の流れ
1.診察
- まず無麻酔で出来る範囲で口腔内及び身体診察を行います。随時、診察は行っておりますので直接ご来院下さい。
- 歯石除去は全身麻酔下で行います。診察の際に予約をお願いします。
2.処置当日の診察・お預かり
- 処置当日は、午前0時以降は絶食で10:30までにご来院下さい。
お水は当日の朝8:00まで飲ませて下さい。 - 身体診察を行い、お預かり致します。
3.術前検査
- 血液検査(+エコー、レントゲン検査)を行い、麻酔・処置に耐えられない状態でないか判断します。
4.歯科処置
- まず全身麻酔下で口腔内の検査、歯のレントゲン検査を行います。
- それから歯垢・歯肉縁上の歯石除去、重度の歯周病の場合など必要に応じて抜歯・縫合、
- ルートプレーニング(歯肉縁下の歯石除去)、
- キュレッタージ(歯周ポケット内の不要な組織を除去し歯肉を歯根面に圧着)、
- ポリッシング(歯垢・歯石を除去後、プラーク再付着遅延のため研磨)を行います。
5.退院
- 当日17:00以降のお迎えになります。抜歯し出血がある場合は1泊お預かり致します。
- 歯周病が進行し、術後のお薬が必要な場合はお薬をお渡しします。